SAKURA CRYSTAL

Acryliic goods

アクリルグッズのノウハウブログ

入稿データの注意点|塗り足し・線幅・解像度(はじめてでも安心チェック)

アクキーやアクスタを作るとき、仕上がりを左右しやすいのが入稿データです。

「なんとなく作って出したら、フチが白くなった…」「線や文字が細すぎて読めない…」など、よくある“もったいない失敗”は、実は事前の小さなチェックで防げることが多いです。

この記事では、はじめてでも安心できるように、特に大切な塗り足し・線幅・解像度を中心に、やさしくまとめました。

先に結論(ここだけチェックでもOK)

  1. 塗り足し:フチまで色を入れるデザインは、外側に少し余白(塗り足し)を
  2. 線幅:細すぎる線・小さすぎる文字は、つぶれやすいので少し太めに
  3. 解像度:画像素材は「実寸」で十分な解像度(目安:300dpi)に

1. 入稿で押さえたい基本(カット/印刷/白版)

アクリル制作のデータは、ざっくり言うと「形(カット)」と「印刷」を分けて考えると分かりやすいです。

  • カットライン:外形(アクキー・アクスタの形)や穴位置
  • 印刷データ:カラー(絵・文字・写真など)
  • 白版(必要な場合):白インクを載せる場所(透けを作る時に重要)

※入稿形式(AI/PSD/PNG/PDFなど)やルールは制作側で指定があることが多いので、最終的には指定のテンプレやガイドが優先です。

2. 塗り足し(フチの白抜け)を防ぐコツ

いちばん多いのが「フチに白い線が出た」というケースです。

これは、カットや印刷の工程でごくわずかなズレが出たときに、背景が足りないと起きやすくなります。

塗り足しってなに?

塗り足しは、デザインを仕上がりの外側まで少しだけ広げておく余白のことです。

項目 考え方 目的
塗り足し 外側に少し広げる フチの白抜けを防ぐ
安全マージン 内側に少し余白を取る 文字や顔が切れないようにする

目安(一般的な考え方)

塗り足しや安全マージンは、よく1〜2mm程度で設計されることが多いです。
ただし、製法やテンプレによって推奨値が変わるため、指定がある場合はそちらに合わせるのが安心です。

「塗り足しが必要なデザイン」

  • 背景色や背景柄がフチまである
  • ベタ塗りが端まである
  • 写真がフチまである

「塗り足しが不要なこともあるデザイン」

  • 背景なし(透明のまま)で、中央に絵だけ置く
  • フチ周りに何も置かず、余白をしっかり取る

3. 線幅・文字サイズの目安(つぶれ対策)

アクキーやアクスタはサイズが小さいことも多いので、細い線や小さな文字がつぶれたり、読みにくくなったりしやすいです。

線は「少し太め」が可愛い

特に、輪郭線・細かい模様・小さい文字の線は、気持ち太めの方が仕上がりが綺麗に見えやすいです。

項目 目安(一般的) おすすめ
線幅 0.3mm以上 細線は0.4〜0.5mmにすると安心
小さい文字 7〜8pt以上 物販ならもう少し大きめが見やすい

※こちらも制作方式によって推奨が変わります。迷ったら「つぶれが心配なので、最小線幅の推奨を教えてください」と相談するのがいちばん確実です。

文字は「アウトライン化」すると安心(対応可能な場合)

Illustratorなどで作る場合は、文字が別環境で崩れないようにアウトライン化しておくと安心です(※編集ができなくなるので、元データは別保存がおすすめです)。

4. 解像度の考え方(画像が粗いを防ぐ)

「画像がぼやけた」「ドットが見える」問題は、ほとんどが元画像の解像度不足で起きます。

基本は「実寸で300dpi」

写真やビットマップ画像(PNG/JPG)を使う場合、一般的には実寸サイズで300dpiが目安になります。

よくある失敗

  • 小さい画像を無理に拡大して配置している
  • スクショ画像をそのまま使っている(荒れやすい)
  • 制作サイズが小さいのに、文字が多くて読みにくい

ベクター(Illustratorのパス)なら基本きれい

ロゴ・線・文字などをベクターで作っていれば、拡大しても粗くなりにくいです。可能なら、重要な要素はベクターで作るのが安心です。

5. カットラインの注意点(形・穴・尖り)

カットラインは、仕上がりの形そのもの。デザインの可愛さだけでなく、割れにくさにも影響します。

(1)尖り・細すぎる部分は欠けやすい

  • 先が鋭い
  • 細い突起がある
  • 穴の近くが細い

こういう形は、衝撃で欠けやすいことがあります。少し丸めたり、厚みを上げたりすると安心感が増します。

(2)穴(キーホルダー穴)周辺は余白をしっかり

穴の周りに余白が少ないと、負荷が集中しやすくなります。デザインも形も、穴まわりは少しゆったり取っておくと安心です。

(3)カットラインは「閉じたパス」で

制作側で指定がある場合が多いですが、一般的にはカットラインは閉じた線で作り、無駄な点(アンカーポイント)を増やしすぎない方が綺麗に仕上がりやすいです。

6. 白版・透明表現がある場合の注意点

透明アクリルで“透け”を作る場合、白版の設計がとても大切です。

  • 白版を入れる場所=くっきり見せたい場所
  • 白版を抜く場所=透けさせたい場所

白版とカラーの境界がシビアだと、ズレが目立つことがあるので、迷った場合は「ズレ対策(トラップ)をお願いしたい」と相談しておくと安心です。

7. 入稿前チェックリスト

  • フチまで背景があるデザイン → 塗り足しは足りている?
  • 文字や線 → 細すぎない?小さすぎない?
  • 画像素材 → 実寸で十分な解像度になっている?
  • 重要な要素(顔・名前・ロゴ)→ 安全マージン内に収まっている?
  • 穴の周辺 → 余白はある?細い形になっていない?
  • 白版がある場合 → 抜く場所/入れる場所は明確?

ご相談もお気軽にどうぞ

「このデータで大丈夫かな?」「白版の作り方が不安」「ガチャに入れたいので割れにくくしたい」など、ふんわりでも大丈夫です。

用途に合わせて、きれいに仕上がる入稿のコツをご案内します。

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